マンチキンのあれこれそれ

30代半ばのサラリーマンが趣味の話等を気ままに書いていきます。

2022ドラフト振り返り~楽天編~

こんにちは!

マンチキンです!

今回は2022年ドラフトの振り返り楽天編をやっていきたいと思います。
前回の広島編はこちらから↓↓↓

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1位 荘司 康誠(立大 投手)
1位指名の公表で、ロッテとの抽選となったが、無事交渉権を獲得した。騒がれるのは最速157キロのストレートだが、個人的にはフォークがかなり武器になりそうだと見る。ストレートの球速差が小さいので、スプリットかなと思いきやしっかり落差もあるので一軍の舞台でも十分通用しそう。また、左バッターへのインコースにスライダーも投げれているので基本的にコントロールで困ることは少なそう。速球派のイメージだが、かなり総合力は高く1年目からのローテ入りが期待できそう。


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2位 小孫 竜二(鷺宮製作所 投手)
こっちの方がもろに速球派。しなりのある腕の振りから150キロを超えるストレートを投げ込むフォームは元ヤクルト増渕を彷彿とさせる。コントロールはややアバウトだが、ストレートでぐいぐいと押し込んでいく。変化球の精度、変化量が驚くべき程ではないところもあるので、個人的には短いイニングを任せる方が適性があると見る。


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3位 渡辺 翔太(九産大 投手)
こちらも速球派の右ピッチャー。ややかかんだフォームから外国人のような足の上げ方で真上から腕を投げ下ろす。フォームは元ソフトバンクのサファテや巨人のデラロサに若干似ている。これだけ足を上げているが頭がほとんど動いておらず、その結果精度の高いボールが投げれている。持ち球は恐らくスライダーとフォーク(チェンジアップ?)でブルペンであればすぐに一軍で活躍しそう。先発に入り込むにはツーシームカットボール等早い変化球の取得が近道になりそう。


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4位 伊藤 茉央(東農大北海道 投手)
変則サイドハンドピッチャー。非常にダイナミックなフォームだが、低めに変化球を集める丁寧なピッチングをする印象。クイックがやや苦手そうで、セットポジション時ののフォームには手が入る可能性がある。チームにはサイドスローのピッチャーはいないので貴重な戦力となるだろう。もちろん狙うは先発ローテだ。


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5位 平良 竜哉(NTT西日本 内野手
「和製アルテューベ」の異名を持つ攻撃型二塁手。体が壊れるのではないかと思うくらいの強烈なスイングで思いっきり球をしばきあげる。ほとんどの打球がレフト方向で、ここまで気持ちのいいプルヒッターは中々いない。恐らくそこを突いて外中心の配球をされると思うが、右を意識しすぎてバッティングが小さくなるのは避けたい。楽天悲願の和製大砲として育っていってほしい。


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6位 林 優樹(西濃運輸 投手)
甲子園ファンから人気のサウスポー。社会人野球を経験し一回りパワーアップした。フォームは非常に特徴的で、足を振り子のように上げ下げし、勢いをつけてボールを投げ込む。最速は147キロまで上がり、高校時代の技巧派まっしぐらのイメージからは脱却した。チームのサウスポーは技巧派が多いので、ストレートの威力で既存戦力とは差別化ができる。一軍昇格の道は意外と近いかもしれない。


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総評

先発投手陣の高齢化は以前から問題ではあって、昨年の早川に引き続き今年も即戦力のピッチャーを1位指名した。さらには小孫、渡辺、伊藤、林と4人の投手を指名し、全てが社会人か大学生で弱点の補強に成功した。小孫は中日が2位で指名する噂もあったので、指名できたのはラッキーだっただろう。伊藤と林は変則フォームなのでブルペンに入れておけば起用のバリエーションも増える。5位の平良を含めて下位指名選手は特徴的な面白い選手が多く、跳ねれば面白い。全体で見れば堅実さと大胆さを兼ね備えた指名だったといえる。

 

育成1位 辰見 鴻之介(西南学院大 内野手
圧倒的に足が武器の内野手。50メートル走タイムは驚異の5秒7(!)でソフトバンクの周東と同タイムとのこと。既に一軍クラスの脚力は持っている。周東クラスになるにはマルチポジションの対応と、一定レベルの打力は求められる。まずはじっくりとプロのスピード感に慣れていきたい。


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育成2位 古賀 康誠(下関国際高 投手)
夏の甲子園大阪桐蔭に対し強烈なアップセルを起こした立役者。フォーム自体は改善の余地ありでもう少し下半身を使っていきたいところ。スライダー、カーブ、チェンジアップは器用に投げ分けており、精度がもっと増して来れば技巧派のピッチャーとしてローテを張れる存在になるだろう。こちらもまずはじっくりと成長を見ていきたい。


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育成3位 竹下 瑛広(函館大 投手)
細身の長身ピッチャーで、上背を活かして真上から投げ下ろす。MAXは147キロのストレートは体ができればもっと伸びそうで、スライダーも中々。体さえ出来上がって来れば早い段階で一軍の戦力となりそうだ。


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育成4位 永田 颯太郎(国立台湾体育運動大学 内野手
台湾の大学からの逆輸入選手。驚いたのは肩で、三遊間の相当深い所からノーバウンドで余裕で投げている。ハンドリングも非常にうまく、おそらく守備で困ることはないのではないだろうか。バッティングについてはポイントがかなり後ろの印象で、プロのストレートへの対応には時間がかかるかもしれない。


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育成総括

育成指名も非常にポテンシャルの高い選手を揃えた。辰見の足、永田の肩は一軍レベルで間違いないだろう。後は残りのツールの能力をどこまで上げられるか。首脳陣の腕の見せ所である。竹下も体ができてさらにストレートが伸びてくれば面白い。今年の楽天は育成の指名も非常に面白かった。

 

次回は巨人編となります!

それではまた!