マンチキンのあれこれそれ

30代半ばのサラリーマンが趣味の話等を気ままに書いていきます。

2022ドラフト振り返り~西武編~

こんにちは!

マンチキンです!

 

今回は、2022年ドラフト振り返り西武編をやっていきましょう!
前回の巨人編はこちらから↓↓↓

 

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1位 蛭間 拓哉(早大 外野手)
大学通算13本塁打の早稲田のスラッガー。球を引き付けて広角に長打を飛ばし、高い放物線を描くアーティスト型。スイングに無駄な動きがなく、一気にスイングの出力を上げている所が体の強さを感じる。バッティングばかりが注目されるが、守備や、ベースランニング含めて総合的な力もトップレベル。チームの現状を見ると一日でも早くレギュラーを取ることが求められ、また十分にその力はある。


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2位 古川 雄大佐伯鶴城 外野手)
こちらはthe原石タイプの外野手。走塁時のストライドの広さや、外野からの送球は往年時(?)のオコエを想起させる。まだまだ、打席でのタイミングの取り方や、走塁時の体の使い方など課題は多そうだが、それを差し引いてでも獲得する価値がある選手。外野手の指名が続いたが、育成プランは大きく違うので全く問題はない。


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3位 野田 海人(九州国際大付属 捕手)
FAの森の流出を見越しての指名だったのだろう。3位で高卒捕手を指名した。バッティングについてはまだまだ時間がかかるだろうが、肩の強さを始めとした守備面での評価が非常に高い。ポップアップは今夏の甲子園で1.90秒。更に注目したいのがフレーミング。大げさに動かさず「止める」ことを意識したキャッチングに上手さを感じる。前出の通りチームとしては森が抜けたことで捕手の競争が過熱している。早めにチャンスをもらえそうだ。


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4位 青山 美夏人(亜細亜大 投手)
先発・ブルペンともに余裕のある現状から4位で投手を初指名。それも東都で無敗のピッチャーが残っていたなんてウハウハ。意外とそこまで三振は獲れてないが、制球力に磨きがかかってさらにいいピッチャーになった印象。テイクバックが短く、最速151キロのストレートはより早くバッターに見えるだろう。チームとしてはピッチャーには余裕がある状況なので、まずは2軍でじっくり、コンディションが上がってきたら1軍へ。といった使い方で全く問題ないだろう。


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5位 山田 陽翔(近江 投手)
ラッキーは続く。甲子園のスターをなんと5位で獲得。各所でドラフト上位とも騒がれていたこともあり、本人としては悔しい気持ちもあるだろうが、チームの現状、育成の上手さも含めていいチームに入ったのではないかと思う。個人的にはバッティングやフィールディングの上手さも今夏の甲子園では見れたのでショートとして育ててほしいなとは思うが、まずは本人の希望通り投手一本で勝負だ。


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6位 児玉 亮涼(大阪ガス 内野手
「巧打攻守のショート」という西武の大好きなカテゴリー選手を6位で指名。恐らく狙は亜細亜大の田中だったのかもしれないが、中日のショート乱獲方針によりBプランに変更したのだろう。プレースタイルは田中と同系で、守備もどことなく似ている。ステップをしっかりと踏んで送球してコントロールが良い点も同じ。バッティングがやや児玉の方が長打が出そうな気はするが、基本はつなぎ・中距離ヒッターまでが長期的なビジョンだろう。


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総括

とにかく長打を打てる野手がいない現状から、喉から手が出る程欲しかったスラッガー候補を公表し、無事に1位指名にこぎつけた。その後も好素材の野手を中心に指名を続けたが、捕手に関しては桐蔭横浜大の吉田等バッティングにも期待できる選手を指名しておきたかった。4位、5位はラッキーが続き、思わぬ形で即戦力ピッチャーと甲子園のスターを獲得。6位は得意の「攻守ショート」を獲り、いつもの色を出しながらも好素材の選手をポイントポイントで取れたのではないかと思う。

 

育成1位 野村 和輝(石川ミリオンスターズ 投手・外野手)
二刀流としてプレイしていたが、おそらく打者としての指名だろう。タイプとしてはそこまで長打が出るイメージではなく、むしろアベレージ型の印象はある。ボールを前でとらえて叩くタイプなので、変化球に嵌り始めるとゴロを量産してしまう恐れもありそう。


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育成2位 日隈 モンテル(徳島インディゴソックス 外野手)
野手転向は何と今年の7月で、一気に才能を開花させた。一塁への到達タイムは3.67秒(!)盗塁も身体能力だけで走っているのではなく、相手のモーションを盗んで走る技術も持ち合わせる。センターの守備もダイナミックの一言で見ていてワクワクする。課題はバッティングになるのだろうが、元々のパワーもあるのでコンパクトなスイングでも十分にスタンドを超える力は持っているだろう。


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育成3位 三浦 大輝(中京大 投手)
動画が少なく、あまり多くを言えないが、恰幅の良い体でクイックモーションで投げるあたりが平良のイメージと重なる。そのイメージも指名に踏み切った理由の一つではあるのだろう。


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育成4位 是澤 涼輔(法大 捕手)
大学通算3試合、ノーヒットに終わったが、育成4位での指名となった。一番の武器は渡辺GMが話す通り「肩」。また「頭が良い選手」とのことで、リードへの期待も含まれているのだろう。もっとも、通算3試合の出場はまだまだ底が知れていないことの表れでもある。これからどのような選手に変貌していくのか楽しみ。


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育成総括

バラエティーに富んだ指名となったが、一番の注目は日隈。育成でも2位まで残るとは思わなかった程の素材で、スター選手への道も夢ではない。サプライズ指名だったのは法大の是澤。高校~大学まで控え選手であったが、見事に指名された。巷では「頭がいい」「元気がいい」と言われているが、ただそれだけではなく、その能力が野球で活かせるという確証があって指名に踏み切ったのであろう。

 

以上、西武編でした。

次回は阪神編です!

 

それではまた!

2022ドラフト振り返り~巨人編~

こんにちは!

マンチキンです!

 

今回は2022年ドラフトの振り返り巨人編をやっていきましょう!
前回の楽天編はこちらから↓↓↓

 

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1位 浅野 翔吾(高松商 外野手)
悲願叶う。12球団最速で1位指名を公表し、阪神と競合となったが、見事に当たりくじを引き当て、くじ引きの連敗を11で止めた。今夏の甲子園のスター選手で、実力は言わずもがな。抜群のバッティングセンスは即戦力かつ将来性も感じられる。木製バットでも国際試合の様子を見ると近めのポイントで強く触れて球を押し込めているので対応力もある程度は問題ないと見る。ケチをつけるとすれば身長の部分にはなるが、逆境を跳ね除けて球界を代表する選手に育ってほしい。


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2位 萩尾 匡也(慶大 外野手)
六大学秋季リーグ3冠王。東大戦のヒットが多くを占めていたり、ラッキーなあたりが多かったところが気になるところだが、残した数字は本物。右方向への打球がかなり伸びるがスイングは意外とコンパクト。あまり長距離砲になるイメージは現状つかないが、チームとしてどういう選手にしていくかプランが気になるところ。


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3位 田中 千晴(国学院大 投手)
オーソドックスなフォームからややアーム投げのフォームで投げ込む国学院大のエース。ストレートはMAX153キロでフォークの落ちが良い。カーブでもストライクが取れているのでコントロールセンスは持ち合わせていそう。タイミングが取りやすそうなフォームが少し気になるところで、少し矯正が必要かも。若手投手が次々と芽吹いている投手陣の流れに乗って花を咲かせたい。


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4位 門脇 誠(創価大 内野手
チームの将来的に課題が多い中で、大きな問題となっているのが「坂本の後釜」。ということで、大学生の内野手を4位で指名した。正直そこまで派手さはないが、堅実な働きができそう。守備についてはしっかりとステップを踏んで送球しているため、コントロールが良く、一軍レベルと見ていいだろう。打撃については若干首が寝てしまっている印象もあり、改善が必要かもしれない。


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5位 船迫 大雅(西濃運輸 投手)
「ふなばさま」と読みます。サイドスローから150キロのストレートを投げる剛腕ピッチャー。腕を大きくぶん回して投げる印象で、タイミングはとりやすい方かもしれないが、ボールの威力で抑える気風の良いピッチャー。こういうタイプは古風な原監督が好きそうなタイプでシーズン序盤からチャンスは与えられそう。同系にクローザーの大勢がいるので、まずは先発として使っていくのではないかと想定する。


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総括

念願の浅野を1位指名で獲得した時点で本ドラフトの目的はほぼ100%達成。その後の指名は各種ウィークポイントの補強を即戦力で賄った。堅実に活躍するであろう選手は多くみられるが、いずれも良くも悪くも「まとまっている選手」が多い印象。特に萩尾、門脇あたりは1年目から結果を残していかないと巨大戦力に埋もれてしまう可能性もある。投手に関しては現在主力となっている投手と同系のピッチャーを獲得した様子。(田中はアーム投げ&フォークが武器という部分で戸郷と同系、サイドの速球系という部分で大勢と同系といった具合。)この辺りは育成メソッドが2人の活躍により蓄積され、活躍が十分に期待されると踏んでの指名だったのだろう。

 

育成1位 松井 楓(明星大 投手)
バランスのいいフォームからスリークォーター気味にMAX151キロのストレートを投げ込む。これまたタイミングの取りやすそうなフォームではあるのが気になるところ。巨人はこのタイプを意識して取っているのかもしれない。


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育成2位 田村 朋輝(酒田南 投手)
最速149キロを誇る右腕。腕の使い方が柔らかく、ボールの伸びを非常に感じる。制球力には改善が必要で、かつプロで戦える体力作りからのスタートとなるが、将来性は非常に高そうで、支配下登録も割と早い段階で叶うだろう。


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育成3位 吉村 優聖歩(明徳義塾 投手)
完全に打者に背を向けてから投げるトルネードサウスポー。ストレートはMAXで130キロ台ではあるが、その独特のフォームと変化球のコンビネーションで打者を幻惑させる。ただ、プロで活躍するにはフォームだけでは厳しい。各球種のレベルアップが必須であるのは間違いない。時間はかかるかもしれないが、モノになった時は試合終盤に欠かせない存在となるだろう。


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育成4位 中田 歩夢(東奥義塾 内野手
バッティングも守備も体の軸がぶれない体の使い方をしている印象。特にバッティングに関しては無駄にボールを追いかける動きを見せず、打席での余裕を感じる。やや引っ張り傾向が見れるので、右方向への長打力が見れば一気に支配下も見えてくる。守備については体の使い方が上手く、併殺プレーもスムーズにこなせている印象。肩はそこまで強くなさそうなのでセカンドでのプレーも増えるのではないかと思う。


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育成5位 相澤 白虎(桐蔭学園 内野手
桐蔭学園の主将でトップバッターを務めた。ポジションもショートで花形の役割を全うしてきた。守備はやや硬さがみられる印象。送球はスナップスローでセカンドよりの打球処理の方が得意そう。バッティングフォームは非常にコンパクトだが、やや縦振り気味のスイングなので体ができてくると長打力が伸びる可能性も。


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育成6位 三塚 琉生(桐生第一 外野手・投手)
入団テストを経て見事指名を勝ち取ったロマン砲桐生第一では投手としても活躍していたが、プロでは外野一本で勝負だろう。バッティングフォームはとても美しく、トップと頭が一切動かないので変化球にも崩されず自分のタイミングで打つことができる。長打力も魅力でバッティングに関しては普通に支配下レベルと見る。
守備の動画が無かったので何とも言えないが、外野ということもあるので多少は目をつむって支配下に早々に上げる可能性も十分に考えられる。


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育成7位 大城 元(未来沖縄 投手)
近年積極的に沖縄から選手を指名している巨人だが、今年は育成で指名してきた。投球フォームは体の柔らかさとバネを感じ、リズム感の良さも感じる。少し肘が背中に入りすぎていて、怪我のリスクが少し気になるところ。


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育成8位 北村 流音(桐生第一 投手)
育成6位の三塚と一緒に入団テストを受け、こちらも見事に合格した。高校では投手であったが、野手としての才能を見込んで指名。


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育成9位 森本 哲星(市立船橋 投手)
クロスステップ気味のフォームから勢いよくボールを投げ込む。フォームに溜めができており、バッターとしてはタイミングが取りづらそう。変化球の精度も高く、支配下指名でも何の違和感もない。ストレートの球速がもう少し上がってこないと厳しいが、体作りからじっくりと時間をかけて育てていきたい。


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育成指名総括

例年通りの大量指名であった。浅野を徹底マークした際にU-18のメンバーも併せてみていたこともあり吉村、森本の指名に至ったのであろう。一番の注目は三塚。バッターボックスでの構えに雰囲気を感じる。パワーももちろんあるが、変化球に崩されずに打ち返す器用さも併せ持つ。育成で長距離ヒッターが育っていない歴史があるが、可能性を感じずにいられない。

 

以上、巨人編でした。
指名選手が多いので、まとめるのに一苦労ですねw

 

次回は西武編です。

それではまた!

2022ドラフト振り返り~楽天編~

こんにちは!

マンチキンです!

今回は2022年ドラフトの振り返り楽天編をやっていきたいと思います。
前回の広島編はこちらから↓↓↓

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1位 荘司 康誠(立大 投手)
1位指名の公表で、ロッテとの抽選となったが、無事交渉権を獲得した。騒がれるのは最速157キロのストレートだが、個人的にはフォークがかなり武器になりそうだと見る。ストレートの球速差が小さいので、スプリットかなと思いきやしっかり落差もあるので一軍の舞台でも十分通用しそう。また、左バッターへのインコースにスライダーも投げれているので基本的にコントロールで困ることは少なそう。速球派のイメージだが、かなり総合力は高く1年目からのローテ入りが期待できそう。


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2位 小孫 竜二(鷺宮製作所 投手)
こっちの方がもろに速球派。しなりのある腕の振りから150キロを超えるストレートを投げ込むフォームは元ヤクルト増渕を彷彿とさせる。コントロールはややアバウトだが、ストレートでぐいぐいと押し込んでいく。変化球の精度、変化量が驚くべき程ではないところもあるので、個人的には短いイニングを任せる方が適性があると見る。


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3位 渡辺 翔太(九産大 投手)
こちらも速球派の右ピッチャー。ややかかんだフォームから外国人のような足の上げ方で真上から腕を投げ下ろす。フォームは元ソフトバンクのサファテや巨人のデラロサに若干似ている。これだけ足を上げているが頭がほとんど動いておらず、その結果精度の高いボールが投げれている。持ち球は恐らくスライダーとフォーク(チェンジアップ?)でブルペンであればすぐに一軍で活躍しそう。先発に入り込むにはツーシームカットボール等早い変化球の取得が近道になりそう。


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4位 伊藤 茉央(東農大北海道 投手)
変則サイドハンドピッチャー。非常にダイナミックなフォームだが、低めに変化球を集める丁寧なピッチングをする印象。クイックがやや苦手そうで、セットポジション時ののフォームには手が入る可能性がある。チームにはサイドスローのピッチャーはいないので貴重な戦力となるだろう。もちろん狙うは先発ローテだ。


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5位 平良 竜哉(NTT西日本 内野手
「和製アルテューベ」の異名を持つ攻撃型二塁手。体が壊れるのではないかと思うくらいの強烈なスイングで思いっきり球をしばきあげる。ほとんどの打球がレフト方向で、ここまで気持ちのいいプルヒッターは中々いない。恐らくそこを突いて外中心の配球をされると思うが、右を意識しすぎてバッティングが小さくなるのは避けたい。楽天悲願の和製大砲として育っていってほしい。


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6位 林 優樹(西濃運輸 投手)
甲子園ファンから人気のサウスポー。社会人野球を経験し一回りパワーアップした。フォームは非常に特徴的で、足を振り子のように上げ下げし、勢いをつけてボールを投げ込む。最速は147キロまで上がり、高校時代の技巧派まっしぐらのイメージからは脱却した。チームのサウスポーは技巧派が多いので、ストレートの威力で既存戦力とは差別化ができる。一軍昇格の道は意外と近いかもしれない。


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総評

先発投手陣の高齢化は以前から問題ではあって、昨年の早川に引き続き今年も即戦力のピッチャーを1位指名した。さらには小孫、渡辺、伊藤、林と4人の投手を指名し、全てが社会人か大学生で弱点の補強に成功した。小孫は中日が2位で指名する噂もあったので、指名できたのはラッキーだっただろう。伊藤と林は変則フォームなのでブルペンに入れておけば起用のバリエーションも増える。5位の平良を含めて下位指名選手は特徴的な面白い選手が多く、跳ねれば面白い。全体で見れば堅実さと大胆さを兼ね備えた指名だったといえる。

 

育成1位 辰見 鴻之介(西南学院大 内野手
圧倒的に足が武器の内野手。50メートル走タイムは驚異の5秒7(!)でソフトバンクの周東と同タイムとのこと。既に一軍クラスの脚力は持っている。周東クラスになるにはマルチポジションの対応と、一定レベルの打力は求められる。まずはじっくりとプロのスピード感に慣れていきたい。


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育成2位 古賀 康誠(下関国際高 投手)
夏の甲子園大阪桐蔭に対し強烈なアップセルを起こした立役者。フォーム自体は改善の余地ありでもう少し下半身を使っていきたいところ。スライダー、カーブ、チェンジアップは器用に投げ分けており、精度がもっと増して来れば技巧派のピッチャーとしてローテを張れる存在になるだろう。こちらもまずはじっくりと成長を見ていきたい。


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育成3位 竹下 瑛広(函館大 投手)
細身の長身ピッチャーで、上背を活かして真上から投げ下ろす。MAXは147キロのストレートは体ができればもっと伸びそうで、スライダーも中々。体さえ出来上がって来れば早い段階で一軍の戦力となりそうだ。


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育成4位 永田 颯太郎(国立台湾体育運動大学 内野手
台湾の大学からの逆輸入選手。驚いたのは肩で、三遊間の相当深い所からノーバウンドで余裕で投げている。ハンドリングも非常にうまく、おそらく守備で困ることはないのではないだろうか。バッティングについてはポイントがかなり後ろの印象で、プロのストレートへの対応には時間がかかるかもしれない。


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育成総括

育成指名も非常にポテンシャルの高い選手を揃えた。辰見の足、永田の肩は一軍レベルで間違いないだろう。後は残りのツールの能力をどこまで上げられるか。首脳陣の腕の見せ所である。竹下も体ができてさらにストレートが伸びてくれば面白い。今年の楽天は育成の指名も非常に面白かった。

 

次回は巨人編となります!

それではまた!

2022ドラフト振り返り~広島編~

こんにちは!

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今回は2022年ドラフトの振り返り広島編をやっていきましょう!
前回のロッテ編はこちらから↓↓↓

 

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1位 斉藤 優太(苫小牧中央 投手)
比較的早いタイミングでの公表となり、無事1位指名で交渉権を獲得した。日本ハムが2位で狙っていると予想する声が多かったので、抽選順を考慮してリスクヘッジを獲った格好か。体のサイズは申し分なく、伸びしろの塊。まだまだコントロールがアバウトで、特にアウトコースを狙ったストレートが中に入ってくる印象。ただ、カーブで割とストライクが取れているのが好印象。カーブを主戦の球種として使えるピッチャーは伸びる可能性が高いので、非常に楽しみな存在。


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2位 内田 湘大(利根商業 内野手
投手でも最速149キロを投げることができるが、おそらくは内野一本で育てるだろう。バッティングフォームは元中日平田のような感じで、スイングは前を大きくしてボールを乗せて運ぶイメージ。少し動きが大きいながらもタイミングを合わせることができるのはセンスがある証拠。ただ、プロのボールに対応するにはもう少しフォームを強制する必要があるかもしれない。まあ高卒のロマン砲はこれくらいの方がいい。


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3位 益田 武尚(東京ガス 投手)
最速150キロを超えるストレートを持つ即戦力ピッチャー。ブレのない安定したフォームから快速球を投げ込む。フォームが比較的おとなしいために投げる球とのギャップがあるのが面白い。既に完成されているピッチャーなので、伸びしろという部分では少ないかもしれないが、1年目からローテに入ってきても全く驚きがない存在。3位での指名であれば申し分ない。


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4位 清水 叶人(健康福祉大高崎 捕手)
貴重な左打ちキャッチャーを4位で確保した。ただバッティングは正直時間はかかりそう。内角の捌きは素晴らしいものを感じるが、スイングの出にやや難がありそうで、木製バットの対応に苦労しそうな気がする。注目すべきは肩。純粋な強さもありながらも抜群のコントロールを持っている。守備面こそプロでは学ぶ時間がかかるものだが、何とかものにして一軍の舞台を勝ち取ってほしい。


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5位 河野 佳(大阪ガス 投手)
3位で指名の益田に続き、即戦力ピッチャーを指名。5位で残っているのはラッキーだった。こちらも安定したフォームで最速151キロの速球を投げ込む。少しタイミングは獲りやすい腕の振りなのが気になるところではあるが、益田に加えて河野もローテに入ることができれば「神ドラフト」となるだろう。しかしここに来て入団拒否の噂もちらほら。指名順位にやや不安を感じているとのことだが、今年は同系の右ピッチャーが多かっただけにこの指名順はやや不運だった側面も否めない。来年でも十分に上位は狙える存在だ。


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6位 長谷部 銀次(トヨタ自動車 投手)
名門トヨタ自動車の左ピッチャー。投げた時に出る「よいしょ」の声が印象的。今年の夏の都市対抗では3試合全てリリーフで登板したが、満塁の場面でリリーフし、オールストレートでピンチを切り抜けるなど修羅場経験も豊富。一日でも早くブルペンに待機してほしい存在。チーム全体を見ても左ピッチャーは不足しているので、ブルペンの救世主として期待したい。


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7位 久保 修(大観大 外野手)
大阪観光大学から史上初のプロ選手が誕生。元ヤクルトの伊勢孝夫アドバイザーから素質を見出され、打撃が急上昇した模様。あまり情報が無いので何とも言えないが、見逃し方が良く、凡退してもそこまでスイングが崩れていないところが非常に印象的。一発ハマればもっともっとバッティングが伸びてきそう。


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総評

課題はピッチャー陣であることは間違いなかったので、即戦力については投手で固め、その他のポジションは育成重視にしたようだ。方針としては予想通りで、西川のFAに備えて外野をもっと獲る必要があるかと思ったが、おそらく大方話は付いていたのだろう。
益田、河野、長谷部は即戦力ではあると思うが、良くも悪くも「まとまっている」ピッチャーではあるのでエース級の成績やブルペンの柱になるのには時間がかかると思うが、これで間違いなく層は厚くなった。この間にじっくりと斉藤を育成していきたいところだ。

 

育成1位 名原 典彦(青森大 外野手)
流しのブルペンキャッチャー阿部昌彦さんの注目選手。バッティングはかなりテコ入れが必要になると思うが、走力、肩は本指名レベル。こういった素材型の選手の育成は広島は慣れたものなので、おそらく支配下登録にはそこまで時間がかからないだろう。


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育成2位 中村 貴浩(九産大 外野手)
左打席からパワフルなスイングをする外野手。ミートポイントはかなり近め。あまり情報がないので言えるのはここまで。


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育成3位 辻 大雅(二松学舎大付 投手)
非常にきれいなフォームから投げ込むサウスポー。球速は140キロ出るか出ないかといったところだが、体のバランスが良く伸びしろを感じずにはいられない。まずは体作りからとなるがじっくりと時間をかけて育てていってほしい。カープさんお願いします。


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育成総括

育成では3名のみの指名となったが、その内2名が大学生の外野手。鈴木誠也の後釜はやはり急務だ。名原については大砲候補になるかと言われれば見込みは薄いが、中村はその可能性もありそう。両選手とも現状の後釜候補の選手との競争を勝ち抜いていってほしい。辻に関してはとにかくフォームが美しい。体作りをしていく過程でバランスだけは崩さないように育っていってほしい。

 

以上、広島編でした!

次回は楽天編です!

それではまた!

 

2022ドラフト振り返り~ロッテ編~

こんにちは!

マンチキンです!

 

今回は2022ドラフト振り返りロッテ編をやっていきたいと思います。

前回の中日編はこちらから↓↓↓

 

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1位 菊地 吏久(専大 投手)
1位は即戦力内野手かと思われたが、既に楽天が1位指名を公表していた立大の荘司を指名。抽選に外れて菊地の指名となった。富士大の金村(日本ハム2位指名)と似たタイプで派手さはないが完成度の高いピッチャー(もっともガッツポーズは派手だが)。東都2部での通算の防御率は0点台とまさに圧倒的だったが、他の指名された選手と比べるとやや奪三振率、与四球率が地味なのは気になるところ。持ち球が豊富なので的を絞らせないゴロを打たせるピッチャーを目指していきたい。


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2位 友杉 篤輝(天理大 内野手
1位で山田健太(立大)の指名を予想していたくらい内野に困っていたはずなので、何としても即戦力内野手を確保したかったところだった。一番のストロングポイントは足。打席からの一塁到達タイムが4秒を切る快足ぶりで、通算で残した盗塁数も30を超えている。そして驚くべきは三振の少なさ。21年秋での三振数は0!(43打席)その他のシーズンも多くて3なのでコンタクトの良さも秀逸。この長所をプロでも発揮できれば理想の1番バッターとして活躍できる。


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3位 田中 晴也(日本文理 投手)
甲子園の地区予選前まではこの選手を中心に高校生の注目選手が語られていた。夏になりやや調子を落としたところも見られたが、新潟大会の決勝はまさに「漫画もの」。茨木(帝京長岡 阪神4位)との投げ合いでは延長11回を投げ抜きチームを甲子園へと導いた。野手としても可能性はあるが、まずは投手でじっくり育成と行きたいところ。


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4位 高野 脩汰(日本通運 投手)
バランスのいいフォームから腕を真上から振り下ろす本格派ピッチャー。サムネでは岡島のように頭を下げているが、動画で見るとそこまで特徴的なフォームとは思えず、きれいなフォームをしている。ストレートのMAXは149キロ、持ち球の詳細は不明だが、チェンジアップ(フォーク?)がかなり効果的に使えている。チーム状況としては左腕で活躍しているのは先発ばかりなので、最初は恐らくブルペン起用か。


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5位 金田 優太(浦和学院 内野手
大型の左打ちショート。選抜ではピッチャーもやったが、プロでは野手一本だろう。強引に引っ張ってホームランを打てる一方で、状況に応じて軽打をしたり、野球IQも高い選手。ただ個人的にどうしても気になるのがスローイングで、送球が垂れている印象。この辺りの改善、強化に関してロッテのコーチ陣に期待がかかる。


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本指名総括

内野手、左のリリーフは喫緊の課題だった。他球団の公表を見て内野手の即戦力は労せず1位で獲れると思ったので、立大の山田を予想したが、結果は同じ大学のピッチャー荘司を指名。抽選には残念ながらはずれ、専大の菊地を指名した。1位についてはウィークポイントの補強ではなく純粋に選手の個々の能力を比較して決めた印象。
その後の指名で課題の内野手(友杉)、左のリリーフ(高野)を獲っていった。3位と5位は育成主眼で楽しみな逸材を指名。特に5位の金田についてはこの順位で残っていたのはラッキーだった。
結果として喫緊の課題も解決し、将来の投打の軸となりえる存在を獲得できたので、抽選を外した点以外は満足と言えるドラフトだったと思う。

 

育成枠

育成1位 吉川 悠斗(浦和麗明 投手)
身長185センチの大型左腕。インステップ気味のフォームから腕をぶん回して投げてくるので、左バッターは打ちにくいタイプだろう。ストレートはMAXで143キロなので、アベレージにすると140いくかどうか。体は大きいので、プロに行って球速が伸びてくると面白い。武器はチェンジアップだが、インステップという特徴を活かすとすれば横変化を極めていきたい。


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育成2位 白濱 快起(飯塚 投手)
こちらは身長191センチの大型右腕。左手の使い方が独特で、高く上げた左ひじを下ろし、高いリリースポイントから投げ下ろす。こちらも最速は142キロ程度なので、改めて投球メカニクスを見直して、球速アップを目指していきたい。同じく長身右腕の佐々木朗希を育てたこのチームにノウハウはあるはずだ。


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育成3位 勝又 琉偉(富士宮東 内野手
こちらも大型選手。身長は188センチでショートを守る。まだまだ線は細いのでまずは体作りからのスタートとなるはず。バッティングフォームはどことなく坂本勇人に似ていてセンスを感じる。50m走は5秒8と足もあるので、体ができた後でも脚力はキープしたいところ。守備はこれからこれから。


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育成4位 黒川 凱星(学法石川 内野手
残念ながら動画は落ちてなかった。本人曰く「力強い送球」がウリとのこと。チームとしても身体能力の部分を高く評価しているようなので、おそらくアスリート系の選手なのだろう。このタイプはとにかくコンスタントに打てさえすればすぐに活躍できるタイプなので、打撃の成長に期待したい。

 

育成枠総括

大型選手メインの指名となった。いずれも潜在能力を期待しての指名となっており、スケールの大きい選手になりそうな選手ばかり。この中で一人でもローテ、レギュラーを取ってくれると大型選手の育成ノウハウがさらに溜まり、今後もこういった大型選手を積極的に取りに行けるだろう。個人的には3位の勝又が気になるところ、是非とも小さくまとまらずに、大きく育ててほしい。

 

以上、ロッテ編の振り返りでした!

次回は広島編です!

それではまた!

2022ドラフト振り返り~中日編~

こんにちは!

マンチキンです!

 

前回の日本ハム編に引き続き2022ドラフト振り返り中日編をやっていきましょう!
日本ハム編は下記から↓↓↓

 

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1位 仲地 礼亜(沖縄大 投手)
「公表しない」ことを公表していたが、結局公表し無事1位で指名となった。この辺りはどういう狙いがあったのか、狙いがぶれていたのか気になるところではあるが、肝心の指名した選手はかなりの実践派。一番の武器は縦のスライダーで、このキレと落差はすぐにでも通用しそう。速球も150キロ近くまで投げることができるので、コントロールの精度が今後上がって来ればエースまであり得る。先発として難しいのであればスライダーを活かしてブルペンの中心選手まで期待できそう。


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2位 村松 開人(明大 内野手
リストが柔らかいため器用に打球を飛ばす選手かと思いきやスイング自体は力強く、「剛」と「柔」を併せ持つイメージ。足をかなり上げてタイミングが取れるので、タイミングを合わせるセンスは十分に持っていると見る。広いナゴヤドームが本拠地となるので、中々ホームランを量産というタイプではなさそうだが、外野のギャップに力強い打球を打ち返す能力はある。加えて50メートル5秒91という脚力を持ち合わせている点も魅力。守備はセカンド中心ではあるが、内野はどこでもそつなくこなすそう。恐らく二遊間を中心に適性を見ていく形になるだろう。


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3位 森山 暁生(阿南光 投手)
素早い腕の振りからストレート、スライダー、カーブのコンビネーションで三振を奪うピッチャー。2年時よりもクイックモーションに磨きをかけ、バッターのタイミングをずらす術も覚えた印象。何よりも魅力は変化球を投げる時でも一切緩まない腕の振りで、ここが三振を奪う上で大きなポイントとなっていて、上手くいけばオリックスの宮城のようなピッチャーになりえる。後はチェンジアップやスクリューなどを覚えたら面白い。


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4位 山浅 龍之介(聖光学院 捕手)
貴重な左打ち捕手。バッティングフォームは無駄のない動きからシャープにバットを出すが、木製バットへの対応はどうなるかは未知数。二塁へのスローイングは最速で1.8秒を切るほど優秀で、特に肘をトップに持っていく動きが非常に速い印象。コントロールも良く、フレーミングも大げさにしすぎず「動かさない」ことを意識していそうで総合的な守備能力は高いと見る。後は経験・トレーニングを積むのみなので、まずは二軍でじっくり育成となりそう。


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5位 濱 将之介(福井ネクサスエレファンツ 内野手
50メートル5秒9、遠投125メートルの身体能力を持つ独立リーガー。バッティングは正直長打を求めるのは厳しいかなという印象。内野の間、各ポジションのギャップ間を狙ってバットコントロールでヒットを積み重ねていきたい。守備に関しては恐らく外野がメインだが、内野手として指名。二遊間+センターをしっかりと守ることが試合増に繋がっていく。


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6位 田中 幹也(亜細亜大 内野手
難病を乗り越え、見事にドラフト指名を勝ち取った。プレースタイルは「スモールベースボール」そのもの。大学通算の盗塁数38は出色で非常に脚力がある選手。その脚力は守備でも生かされていて、驚くほどの肩は無いがそれをカバーするほどの守備範囲と、取ってからの素早さでアウトを量産している。課題はバッティングだが、選球眼は良く、大学通算で三振数よりも四死球の数が上回っている。プロ入り後もこの選球眼をキープできれば理想のトップバッターとなる日は近い。


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7位 福永 裕基(日本新薬 内野手
超縦振りでボールをかち上げる大型内野手。圧倒的に中日に足りない長打力が期待できるバッター。走塁も思い切りがよく、前述の濱、田中程ではないが脚力にも期待ができる。メインとしては二塁を守っているが、バッティングがはまればセカンドでもサードでもレフトでもスタメンにいてほしいと首脳陣は考えるだろう。


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本指名総括

仲地の1位指名公表には驚かされた。そもそも公表をしたこと自体も驚いた。冒頭も書いたが、ここまでの動きは全て予定通りなのか、場当たり的な対応でこうなってしまったのか、その点が非常に気になる。圧倒的に内野手が足りないので、地元の高校ということもありイヒネの指名と予想したが、見事に外れた。更には2位、3位で噂されていた友杉、小孫も指名は無し。恐らくマスコミも予想がかなり難しかったのだろう。代わりに指名されたのは2位で村松、3位で森山となった。村松については大学生内野手、さらには打撃も期待できるので早期の定着を期待したい。
一点気になるのは内野手、それも同系の選手の指名が多かった点。立浪監督のやりたい野球は伝わってくるが、これはやりすぎかと。現有戦力でも同系の選手は多いので、今後の起用法、差別化をどう図っていくか注目したい。

 

育成枠については後日更新予定です。

※以降10月27日更新

育成1位 松山 晋也(八戸学院大 投手)
足を二段階に上げて溜を作り、真上から思い切り振り下ろす特徴的なフォーム。初登板は3年秋なので、通算のイニング数は少ないながらも圧倒的な奪三振率を残してきた。まだまだ試合数、経験の部分ではこれからになるが、残してきた数字から考えると高い確率で支配下になりそう。


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育成2位 野中 天翔(ノースアジア明桜 投手)
こちらも腕の振りがいいサウスポー。持ち球はスライダーとチェンジアップで、スライダーの曲がりは中々のもの。球速のアップと制球力が伸びてくればローテを張れるピッチャーになれそう。


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育成3位 樋口 正修(埼玉武蔵ヒートベアーズ 内野手
サード、セカンド、ショートを守る内野のユーティリティー。バッティングではバットを短く持ち内野の間をゴロで打ち抜くスタイル。足も速いので独立リーガーが成功しやすいタイプの選手と言える。こういうタイプはベンチに必ず一人はいて欲しいので、支配下に上がりさえすれば長く一軍に帯同できる選手になるはず。


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育成枠総括

1位の松山は3年秋から投げ始め、4年秋で本格化したピッチャー。支配下のドラフトでも指名されてもおかしくない存在だ。2位の野中はやや時間がかかりそう。3位は内野のユーティリティタイプを指名したが、このタイプは支配下のドラフトを合わせると3人目。いずれもいい選手ではあるのだが、この内一人でも大型野手などのロマンある大砲候補を獲得しておきたかった。

 

次回はロッテ編です!

それではまた!

2022ドラフト振り返り~日本ハム編~

こんにちは!

マンチキンです!

 

今年も無事ドラフトが終了しました。異例の9球団公表というところから始まり、サプライズ指名やまさかの指名漏れもありましたね。

ということで今回から12球団の指名の総括をしていきたいと思います!

 

日本ハム

1位 矢澤 宏太(日体大 投手/外野手)
事前の公表から重複もなく無事交渉権獲得。今年のアマチュア野球界の中心的存在だった。二刀流の育成は日本ハムとしてはお手の物だが、新庄監督のコメントで「三刀流でも四刀流でも~」が少し気になるところ。器用な選手だけに監督に振り回されないことを願う。


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2位 金村 尚真(富士大 投手)

大学生投手の中では個人的に完成度No1と見る。フォームのぶれが少なく、変化球のコマンド、曲がりの良さは秀逸。派手さはないが堅実にローテを守るタイプになりそうで、1年目から日本ハムのローテのグレードアップに繋がりそう。伊藤大海のクローザー転向もこれで後押しされそうだ。


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3位 加藤 豪将(メッツ 内野手

ドラフト直前で逆輸入指名の噂が入り、3位で指名。内外野すべてを守れるオールラウンダー。スイングはバリバリのメジャーリーガーのようなスイングで、マット・カーペンター(ヤンキース)のようにかち上げるイメージ。なるべくボールを引き付けて打とうという意識が見て取れる。ホームランは引っ張り方向が多いのが少し気になるが、こちらも1年目から間違いなく内外野のグレードアップに繋がるだろう。


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4位 安西 叶翔(常葉大菊川 投手)
最速150キロを計測するサイドスローのピッチャー、こちらもメジャーリーガーのような足の上げ方が印象的。サイドで150キロを出すポテンシャルは魅力的だが、やや体が固い印象も受ける。フォームにしなりが出てくると大勢のような存在になる可能性もある非常に楽しみなピッチャー。


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5位 奈良間 大己(立正大 内野手

常葉大菊川時代から注目されていた選手。体は小さいが高校時代は目一杯フルスイングをしてかっ飛ばしていた印象だったが、大学生になってやや粗さを解消させた。ただ、それでも決して当てに行くバッティングをしていないのは今のチームカラーにぴったり。意外と伸びるのはバッティングの方かもしれない。守備はハンドリングよりも体の正面に回り込んで処理するタイプで堅実派。割と早い段階で一軍に呼ばれそう。後、バット投げが素敵。


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6位 宮内 晴輝(日本製紙石巻 投手)
アンダースローに近いサイドスローから腕のしなりよく投げ込んでくる右ピッチャー。
足を上げるときに状態をひねって腕を上手く隠している。これで最速145キロ出るのはかなり脅威。先発で使っても良し、ブルペンで使っても面白い。同系の鈴木がいるので二人をどう使っていくのか、使い方にも注目したい。


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新庄監督の即戦力を求める形に見事にフロントが応えた格好。ただ「二刀流」「ユーティリティ」「変則サイドスロー」等使い方のセンスが問われる選手が多い印象。新庄監督のモチベーションもうなぎ上りだろう。加藤豪はDeNAも狙っていたので3位という指名順がぎりぎりだったと思う。ここは指名順を意識した作戦勝ちと見ていい。強いて言えば外野手や捕手も狙うべきかと思い、2巡目で三井(大阪ガス)3巡目で盛島(興南)あたりかと思ったが完全にはずれ。外野に関しては矢澤でも加藤でも賄えると判断したのだろう。個人的には文句のつけようがない指名だった。

 

続いて育成ドラフトも振り返りましょう!

1位 藤田 大清(花咲徳栄 外野手)
競合花咲徳栄で育った長身スラッガー。体の大きさの割にはかなりコンパクトに振り抜く印象で、フォームにも力感がない。馬力はあるが技術もしっかり持っている洗練されたバッター。3年夏は三振ゼロ、50メートル走6秒1、遠投107メートルでなぜ育成なのかが分からないくらいの選手。


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2位 中山 晶量(徳島インディゴソックス 投手)
「てるかず」と読むそうです。投球フォームはシンプルながらも長身を活かして投げおろすタイプ。持ち球もフォークがあり、自分の長所を分かっている。他に球種があるのか情報が無いので何とも言えないが、フォークを磨いていけば将来的には勝ちパターンのリリーフ、クローザーまで見えてくる。


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3位 山口 アタル(テキサス大タイラー校 外野手)
全く情報なし。プロフィールとしては1999年5月28日、カナダ生まれの23歳。179センチ79キロ、右投げ右打ち。大学で投手としてプレーしていたが、外野手に転向した模様。球団が配布した資料によると「フィジカルモンスター」とのこと。気になりすぎてこの人目当てに春季キャンプに行きたい。

 

4位 山本 晃大(信濃グランセローズ 投手)
こちらも動画の情報があまりなく。。。フォームの特徴としては若干の2段モーション気味で溜め・ひねりを作ってから一気に出力する感じ。個人的には好きなフォーム。MAXの球速、持ち球の情報もないので現時点で言えるところはここまで。


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育成も非常に魅力のある選手が多い印象。特にフィジカルモンスターは気になりすぎる。藤田については本指名でもおかしくない素材で、中山もフォークの落ちが非常に良い。この2人については支配下へのハードルはそこまで高くないだろう。

 

以上、日本ハムの2022ドラフトの振り返りでした。

次回は中日編です!

 

それではまた!